休み明けで調教が足りなかった時などは太めが残ることがあり、逆に、飼い葉を食べなかったり、輸送の影響で細めとなったり、競走馬の状態は馬体重だけでなく、馬体のさまざまな箇所から、見えてきます。
下腹の線がゆるんで見えたり、馬体全体のバランスと比較し、尻が大きく見えるような状態。
成長期には、このような状態でも好走するケースもあります。
また、毛色によって、芦毛などは比較的太めに写る傾向が強いといわれています。
過剰なぜい肉が腰や尻についた太めの様子。
背後から見た場合、背骨をはさんで左右の肉が突出し、背中を中心に二分されて見えます。
明らかに太めの明かしであり、こんな様子では腹、 胸、 肩にもぜい肉がついていることが考えられ、首も短く見えます。
気合いも不充分でパドックでの脚どりも重いことが多いです。
馬体全体がほっそりして、こぢんまりと見える様子のこと。
馬体がさびしいともいわれます。
輸送や調教などの影響で体重が大幅に減少してしまったケースが多く、精神的にも余裕がありません。
パドックでは発汗し、イライラしてイレ込む競走馬もすくなくありません。
もちろん、こんな様子は好走は難しいですが、本来の体付きが細めの場合、細く見えた時に好走する馬もいます。
競走馬それぞれの馬体の認識も重要です。
細めの状態を表現した言葉。
馬体を横から見た場合、下っ腹のラインが股下に向かって切れ上がって見える状態で、後肢が長く見えます。
レースでの消耗や、飼い食いが落ちた影響で、ほとんどの場合、馬体重が減っています。
外見の力強さに欠けており、レースでも踏ん張りが効きません。
必要以上に痩せている状態のこと。
本来必要な筋肉まで落としてしまい、馬体重も減少し、毛ヅヤもイマイチに映ることも多い。